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かるろすの雑記ブログ

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天才の勉強法!『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』から学んだこと

河野玄斗さんの『東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法』という本を読んだので僕が学んだことを紹介します。 

 

目次

 

筆者について

河野玄斗さんは東京大学医学部に在籍しながら司法試験に合格した東大生です。

あまり書くことが無いのですが本物の勉学の天才と考えれば十分でしょう。

 

読書の目的

この本を読んだ理由は自分が効率的な勉強をしているか知りたかったからです。

自分でも勉強にかける時間に対して結果が出ないなあと常に思っていたので、最小の時間で最大の結果を出す勉強法を教わりたかったのです。

僕は大学入試も司法試験も勉強していないのでこの二つの試験の対策が書かれているところは読み飛ばしました。この本には河野さんがお勧めする具体的な大学入試・司法試験対策が書かれているので、詳しく知りたい方は本書を手に取って読む事をお勧めします。

 

各章の要約

  1. 勉強のモチベーションを上げるには勉強する理由を明確にすることが大切である。(勉強の大切さはもうすでにわかってるので読み飛ばし)
  2. 逆算勉強法とは目標を設定したあと具体的なスケジュールを作成し、試験に出やすいかつ自分が理解してない分野を優先的に勉強する方法である。
  3. 点数を底上げする4つのテクニックとはストレスの最小化、効率的な時間の使い方、的確なゴール設定、そして効果的な暗記術についてである。
  4. 大学受験では各教科でそれぞれ楽しみ方や勉強が違ってくる。(読み飛ばし)
  5. 司法試験の勉強法(読み飛ばし)

 

学んだこと 

  • 天才の特徴

河野さんは本書で以下の事を述べています。 

”ゲームや恋愛のみならず、他のどんなものにも本質というものが潜んでいます。”(location 1324)

僕がこの箇所を読んで思わされたことは天才=本質を見抜く力がある人ということです。

河野さん曰く彼が東大在籍中に司法試験に合格できた理由は目標に対して正しい方向に最大限の努力をつぎ込んだからなんです。本質がわかる人はこの努力を向ける方向というのが自然とわかるのではないでしょうか?

例えば河野さんは勉強の天才ですが、彼は勉強内容に優先順位をつけることが非常にお上手です。試験に出やすい問題や自分の苦手なところを理解し集中的に取り組むことで最小限の努力で最大の結果を出す。これこそが勉強の本質なのではないでしょうか?

もちろん生まれつきの才能というものもあると思いますが、スポーツでもビデオゲームでも同じことが言えると思います。

勉強が下手くそな僕でも天才の勉強法を学べるなんて読書って素晴らしいですね(笑)。

  • 親のあり方

よく”ゲームなんかしてないで勉強しなさい”と叱るお母さんがいますが、これって本当に効果が無いと思うんですよね。僕の母親もそうでした(笑)。だって人って夢中なものに最も集中力を発揮するのになぜ勉強というつまんないもののために自分が今はまっていることをやめなければいけないのか。自分が無我夢中になれるものがあるだけいいのではないか。これが育児を経験したことのない大学生の僕の今の意見です。

僕が言いたいことは親は勉強を強いるのではなく勉強を楽しむ事を子どもに教えるべきであるということです。

河野さんは子供に勉強をさせる方法を接客のようなものだと述べています。服を買う時店員はその服を買うメリットを説明して接客しますよね。勉強も子供にメリットを説明し、なぜ勉強は人生を面白くするのか納得してもらう必要があるのです。

  • 逆算勉強法

逆算勉強法とは目標を基に具体的なゴールを設定した後、やるべきことの優先順位を決め、時間を割り振り、実行する勉強法のこと。

ステップごとに説明していきます。

1, ゴール設定:

取らなければならない点数よりやや上を目標として設定します。

例えば試験の6割を取ればいいのであれば7割を目標に。

2. 状況把握:

過去問をサラッと眺め、全体のイメージを何となく把握し、自分の現状とゴール達成までの距離をある程度測ります。

過去問はあくまで分析のために使います。理由は過去問だけを繰り返しても同じ質問は出ないため意味が無いからです。過去問を使う目的は点数の分配とどのような能力が必要なのか把握することです。

3. 参考書選び:

参考書選びは合格者などの信頼できる人複数人から教えてもらいましょう。参考書を買ったら、次は参考書に優先順位をつけます。多くの合格者が使っていて、全体を網羅している参考書を優先的に使いましょう。最後に大雑把に各参考書に必要な時間を考えます。

4. 計画:

各参考書に時間を割り振ったら週ごと日ごとに細かいスケジュールを作りましょう。

もちろん全てが計画通りには進まないので少しづつ調整します。

  • 独学vs.授業・講義

なぜ授業や講義を聞いたほうが良いかというと先生が何度も繰り返し説明したり特別強調する箇所は重要度が高くテストに出やすいからです。

しかし勉強の中心はあくまでも独学です。自分で問題をこなしていかないと自分が理解している箇所と理解してない箇所を把握できません。授業を基に優先順位をつけたら、優先順位の高い範囲から集中的に取り組んでいきましょう

  • 教科書とノートの使い方

教科書はすべて読みこむ必要はありません。予習ではサラッと軽く読んで全体像を掴むことを心掛けたほうが効率的です。章のテーマを軽く要約する感じで大丈夫でしょう。

ノートはなぜ自分がノートを取っているのか考えながら取りましょう。

例えばまとめノートを作る生徒が多いですが、まず作るだけで時間がかかる上にノートを作っただけで満足するケースが多くみられます。教科書のコピペでは意味がありません。なぜまとめノートを作るのか考えてから実行しましょう。

授業中は先生が教えていることがもうすでにまとめられているノートやプリントの上にメモすると授業に聞くことに集中でき、効率的でしょう。

 

感想・結論

この本からは学ぶことが非常に多かったです。自分用の読書ノートにかなりの量のメモを書いていて後から見返してびっくりしました(笑)。勉強のテクニックももちろんそうですが、何事にもどうやったら効率的に物事を進められるか考え、本質を見極めてから努力することが必要だなと思わされました。

このブログでは書ききれなかった細かいテクニックもいくつか書かれていたので、もっと詳しく知りたいと思った方にはぜひ本書を手に取って読んでいただきたいです。

お読みいただきありがとうございました。