アメリカ留学、徹夜で勉強せずに好成績を取る3つの勉強方法とは?『How to Become a Straight-A Student』から学べること
最初に
こんにちは!かるろすです。
今回はCal Newport氏の『How to Become a Straight-A Student: The Unconventional Strategies Real College Students Use to Score High While Studying Less』という洋書を読んだので、紹介していきます。
この本を読んだ理由
この本にはタイトルの通り、アメリカの大学で勉強量を減らしながらいい成績を取る方法が書かれています。
この本を選んだ理由は、効率の良い勉強法を学んで、留学中に膨大な勉強量をこなしながらそれ以外の活動に取り組みたかったから。
アメリカ留学に興味がある方に知っておいておいていただきたいのですが、アメリカの大学は勉強量がめちゃくちゃ多いです!!
僕は現在UCサンタバーバラというカリフォルニアの大学に交換留学中ですが、
日本の大学2年間の勉強量
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UCサンタバーバラ1学期分の勉強量
って感じでした笑
もちろん選ぶ授業によって変わりますけどね。
なので日本の大学でうまくいっていても、アメリカの大学では英語慣れてないし、勉強量が多すぎてそれ以外のことができないっていう事態に陥りやすいんですね~
僕も一学期目は週末図書館にこもって勉強したり、デッドウィーク(期末前の2週間)中は数回徹夜したんですが、結局GPA3.0(オールB)しか取れなくて泣きました笑
帰国子女なので英語は問題ないにも関わらず!
そこでもっと効率的な勉強法が無いかなあ?と思って探していたらこの本に出会いました。
ちなみに、自分はこの本と以前に読んだ勉強法の本2冊を参考に勉強した結果、先学期はGPA3.0から3.75(ほとんどA)に上がりました!(自慢笑)
なのでこの記事がこれから留学予定、または留学中だけども勉強量が多すぎるっ!って思ってる方の参考になればいいなって思います。
本の著者について
かるく著者について説明します。
26回連続でAってどれだけがり勉だったんだ!って思いますが、本人曰く勉強とパーティーライフを両立していたそうです。
アメリカの大学で賢く勉強する3つの方法
1.講義を理解し、スマートなノートを取れ!
まず最初に重要なことは全ての授業に行くこと。
どれだけしんどくても授業には行ってください!理由はそれが最終的には時間の節約になるから。
後でパワポを見返してわからないところをググっていたらとても非効率ですよね。
授業に来たらノートを取りますが、このノートテイキングの方法は文系と理系で分かれます。
理系:
理系の科目の場合、ノートテイキングの量は多ければ多いほどいいです。
できるだけ例題とその答えを写してください。
教授の話すスピードが速すぎる場合は途中のステップは後で考えるとして、最後の答えだけメモってください。
理由は理系科目で重要なことは基礎問題のパターンを理解する事だからです。
リーディングはやらなくていいです。講義で大体説明されるので。
文系:
文系科目の場合、大切なのはBig Picture(全体像)をつかむ事。
この全体像をつかむために使えるテクニックがあります。
それがQuestion, Evidence & Conclusion Formatです。
この方法ではノートを取るときに、教授が説明している内容を疑問(Q)、根拠(E)、結論(C)に分けます。
このテクニックを使えば、教授が何のトピックについて話しているのか、どういう理論が提唱されているのか、なぜその理論が正しいのか、という疑問を常に意識しながら講義を聞くので集中して理解に徹する事ができますし、無駄な内容をノートに写さずに済むわけです。
わからないところは?をつけて後でオフィスアワーで聞きましょう。
文系科目のリーディングは以下に説明します。
2.リーディングの宿題は全て読むな!
次はリーディングについてです。
アメリカの大学のリーディングの宿題は膨大です!
大体一週間で各科目50ページは読まないといけないので、それぞれしっかり読むと莫大な時間をリーディングに割かなければなりません。
そこでリーディングを効率化するために、宿題に出された各文書に優先度をつけていきます。
実際に読み始める前に下記のジャンルに振り分けていきましょう。
①ある疑問に対して筆者が意見を述べている文書(最重要)
②ある出来事や特定の人物についての文書
③出来事の時代背景などについての文書
予習の際には①のカテゴリーの文書を30分以内にざっと読むだけで大丈夫です。なぜなら、②、③のカテゴリーの文書は授業内で教授に説明されるからです。もしわからないところがあれば文書を読むのではなく、オフィスアワーでTAに教えてもらったほうが簡単で時間もかかりません。
①の文書さえ読んでいれば、全体像を把握できるのでそれで十分なんですね~
是非リーディングは優先順位の高い文書をそれぞれ30分以内で読む事を心掛けてください!
3.ライティングはリサーチとアウトライン作りに集中しろ!
では最後にライティング課題において、使えるテクニックを紹介していきます。
皆さんライティング課題で最も難しいパートは英語で表現することだ!って思ってらっしゃるかもしれませんが、実は違います。
ライティングの最も重要なところはリサーチとアウトラインの作成なんです!
理由はリサーチとアウトラインさえしっかりできていれば論点がもうすでに出来上がっているはずので、後はそれを言葉で表現するだけだから。
確かに純ジャパの方には難しいかもしれませんが、リサーチとアウトライン作りがうまく行けばいい成績がくることは間違いありません!
なのでこの二つのパートについて説明していきます。
資料の探し方
リサーチペーパーは決められたトピックについてリサーチした情報と共に自分の意見を展開していくものです。自分のThesis statement(メインテーマ)が決まったら、次は資料探しです。
まずやることはWikipediaなどのまとめサイトで全体像をつかむこと。しかし、Wikipediaなどのサイトは学術論文では使えませんよね。
そこで使える方法は、まとめサイトのReferenceのところに行って、使えそうな一次資料を調べることです。
Wikipediaでは一番下のここです!
この8つの文書の中から使えそうなものをいくつかピックしていくと一次資料を簡単に集められます!
また、教授やTAに相談して、使えそうな資料を教えてもらうのも手ですね。
リサーチはどこまでやったら十分なのか?
リサーチはやればやるほど情報が集まりますが、その分時間がかかります。
そこで以下の基準を用いてどのくらい資料を読めば十分なのかわかるようにします。
①ペーパーを進めていくうえで絶対に必要な資料 × 2
②ペーパーを進めていくうえでもしかしたら必要かもしれない資料 × 1
自分の意見を展開していくうえで、必要な論点それぞれに以上の3つ資料が見つかったらそこでリサーチ終了です。
ちなみに資料は印刷してください!そしてペーパーで使う箇所はわかるように示しをつけてください。
印刷してまとめて持っていれば、すぐに必要な箇所がわかるはずです。
アウトライン作り
最後はアウトライン作りです。
みなさんアウトラインを作るときは
Intro
Body
Conclusion
のように形式化されたテンプレートにあてはめて作られてるかもしれませんが、この本ではその方法は薦められていません。
おすすめは各論点をリスト化して、ロジックが自然に流れるように並び替えること。この方法であればロジックの流れを完成させるために論点を考えるのではなく、論点を考えた後にロジックを組めるので、より簡単に強い主張を述べる事ができます。
またアウトライン作成後、実際に書き始める前に教授やTA、頭の良い友達にアドバイスをもらいましょう。そのほうが確実性と自信が高まります。
最後に
この記事では『How to Become a Straight-A Student』で自分が特に役に立つと思った情報を載せていきました。
留学に興味がある方のお役に立てたらいいなと思います。
また、この本では基本的なタイムマネジメント方法やオフィスアワーに行く大切さなど、この記事では書ききれなかったトピックが詳しく書かれてあります。
本当に役に立つ情報しかのっていないので、留学前に時間がある方には本書をKindleで買って一読する事を強くおすすめします!!
お読みいただきありがとうございました!